ある日、3才娘を保育園にお迎えに行ったら、園庭でなにやら集中して遊んでいる。
それは缶ぽっくり。
3歳になったばかりの彼女は10cmの一歩を出すのに5秒ほどかかる。
それでも集中して練習し続け1m程進んだあと、『できたー!』と満面の笑みでこちらに報告してくる姿に心打たれ、家でも遊べたらいいなぁと思いました。
そこで調べてみると
- ママでも簡単に
- お金をかけずに
- 家にある材料で
- おしゃれに
牛乳パックで缶ぽっくりを作れることが判明!
そこで作業療法士である私が、簡単わかりやすく、子供と一緒に作れるずぼらアレンジをおりまぜながら作り方を説明していきます!
療育的にも最高ですし、家にある材料でできますよ^^
このページの目次
牛乳パックぽっくりの材料
- ◎牛乳パック8つ(牛乳パック2つ+段ボールでもOK)
- ◎ハサミ(大きめのものが使いやすい)
- ◎セロハンテープ(ガムテープでもOK)
- ◎リボン2.5m(梱包用ビニール紐でもOK)
- ◎キリ
- デコレーション用のシール・マジック類
- 定規
上記◎の5点は必ず必要なもの。
代用も可能なので、家にある材料で作りたい方は( )内の材料もご参照ください。
おしゃれな雰囲気にするのであれば、デコレーション用品にもこだわって。
100円均一などのデコレーション用のシールやテープでも十分に、子供さんと一緒に簡単にかわいく作れますよ。
牛乳パックぽっくりの作り方
材料は用意できましたか?
そうしましたら実際に手をうごかして作っていきましょう!
①牛乳パックの側辺4ヶ所を切り開く
まず、底から7cmの所に印をつけておいてから、はさみで印まで切り開きます。
これを側辺4ヶ所すべて行ってください。
7cmは定規で計って印をつけると正確ですが、牛乳パックの底がほぼ7cmですので、定規代わりに別の牛乳パックの底をあてて印をつけると簡単楽チンです。
切り開いた4辺は、ぽっくりの紐を通す部分と、ぽっくりの足をのせる部分になります。
後程わかりやすく説明しますね。
②ぽっくりの中に牛乳パックを詰める
4辺切り開いたら、次はぽっくりの中に詰め物をします。
さすがに大人に比べたら子供は軽いですが、牛乳パック1枚だけでは体重を支えきれませんので、強度upが目的です。
材料は片足に対して牛乳パック2~3つ分。
方法としては、スーパーの廃品回収ボックスに入れる用な感じで牛乳パックを切り開きます。
写真のように立体的な注ぎ口がついていた豆乳のパックは、注ぎ口の部分だけ切り落としました。
これをパタパタと縦長の状態に折り畳み、さらに牛乳パックの底と同じ幅になるように蛇腹に折り畳んでいくだけ。
簡単♪
↑こんな感じ
折りたたんだ牛乳パックを切り開いて準備した牛乳パックに詰め込みます。
私は3パック分入れ込みましたが、2パック分でもそれなりに強度はあるようです。
強度を増すポイントとしては、蛇腹に折り畳んだ牛乳パックを入れる向きに気を付けること。
上から見て蛇腹が見えるようにくねくねくねと入れ込みます。
こうすることで、子供の体重程度であれば耐えてくれます。(ありがとう牛乳パックさん!)
③牛乳パックの側辺を折り畳む
強度upのための詰め物をしたら、そろそろ蓋をして形を完成させていきましょう。
牛乳パックの4辺のうち、向き合う2辺を蓋に、残った向き合う2辺を紐を通すための部分にしていきます。
まず、紐を通すための部分の上の方を織り込みます。
次に、蓋となる部分を折り畳みます。
そうしたら、セロハンテープでしっかりと固定します。
三ヶ所位長めに止めました。
ガムテープがある方はガムテープの方が強度が増して良いかもしれません。
(我が家には高級なガムテープはないのでセロハンテープで十分です。笑)
さあ、本体の形はほぼ完成しました!
簡単!
④デコレーションしていく
お待ちかね!子どもさんの出番!
デザインにこだわらないのであれば、デコレーションは省いてしまってもOKです。
私はまず、ダイソーで売っていたデコレーション用の幅広シールテープをくるくると巻き付けて張っていきました。
ぽっくり全体に貼ってあげると簡単におしゃれな見映えになります。
おすすめのデコレーションテープは柄がないシンプルなタイプかランダムなもの。
なぜかというと、テープの柄によってはテープを貼る方向を統一しないときれいに見えにくいものもあるため。
今回は、うす緑色でギザギザの模様が入ったタイプでしたが、模様が見えにくいので方向がバラバラでも気になるほどではありませんでした。
デコレーションテープの種類によっては、重なった部分が剥がれやすかったりしますので、テープの切れはしの部分を透明のセロハンテープで止めるとしっかりと固定されます。
また、デコレーションテープを貼る前にガムテープ等をぐるりと張り巡らせておくと、牛乳パックの模様が透けにくくなるので、よりおしゃれに見えますよ。
材料の項でもお伝えしましたが、シールを買うお金や手間が勿体ない方は、インターネットで無料でおしゃれな包装紙を印刷できるサイトがいろいろありますので、自分のおうちのコピー機で印刷してボンド等で貼り付けてもおしゃれだと思います!
デコレーションテープを貼った後は、シールを貼ったりマジックで絵を描いたりしてみましょう。
このとき、子供さんと一緒に作業をすると「自分で作ったぽっくり!」と子供自身がぽっくりにより愛着がわきより大切に使ってくれたりしますよ。
我が子はハートのシールを片方のぽっくりだけに貼りまくって満足しておりました。笑
⑤持ち手を作る
デコレーションが終わったら、最後の行程の持ち手を作ります。
まず、持ち手となるリボンを2本用意します。
リボンの長さはぽっくりに乗った際に子どもの腰辺りに来ると扱いやすいようです。
参考までに、身長95cm3歳児の娘は、リボン2.5mを半分にして片足ずつ使用してちょうど良かったです。
迷ったら、少し長めにして、後から結ぶなどして長さを調節するといいかもしれません。
リボンを用意したら、ぽっくり本体にリボンを通すための穴を開けます。
穴あけパンチを使用しようと思いましたが、我が家のパンチでは牛乳パックの厚さを挟むことができなかったため、急遽キリ+太めのプラスドライバーを使用して穴を開けました。
大きめの穴あけパンチなら使用できたのかもしれません。
キリを使用する場合、子どもさんだけでは危ないので必ず保護者が一緒に行いましょう。
穴にリボンが通りにくいときは、キリを使用して押しこむと簡単に小さな穴にも入ります。
リボンを通したら、しっかりと固結びをしましょう。
ツルツルのリボンだと材質上ほどけやすいので、何回か固結びをしたり、結び目をボンドなどで固定してしまってもいいかもしれません。
これで完成!
シールが片方にしか貼れていませんが、娘はこれで満足しているのでいいってことで。笑
デコレーションテープやシール、リボンの色味を工夫すると、よりオリジナリティのある作品ができてきますね。
3歳女児が牛乳パック缶ぽっくりに乗る!作業療法士的感想。
はじめは1、2歩ですぐに足が外れてしまって倒れていましたが、半日もしないうちに段差の登り降りをするなど乗りこなすことができるようになってきていました。
普段、私たち人間は両手両足がそれぞれ交互になるように動かすことで歩いたり走ったりしていますね。
今回作ったぽっくりに乗って歩く動きというのは、片側の手足を同時に同じ方向に出す手足の使い方をし、また、ぽっくりを足の底にしっかりとくっつけながら一歩踏み出すために手でリボンを引っ張る力加減も必要になります。
これは、日常の体の使い方とは違った複雑な動きの組み合わせ。
療育としても最高ですよね。
最初のうちはなかなかうまくできなくても、あそびながら練習していくうちに少しずつコツをつかむことができるようになってきますので、焦らず子どもさんのペースでぽっくり遊びを楽しんでいきましょう。
まとめ
家にある材料で簡単に作れてしまう牛乳パックの缶ぽっくり。
子どもさんの年齢に合わせて、一緒に作っていくと、親子での楽しい思い出が倍増ですね!
是非、外遊びができない…そんな日に、子どもさんと製作あそびしてみませんか?
我が家も手作りの缶ぽっくりを一緒につくったことで、また少し親子の絆が深まり、遊びの中で体のバランス感覚も身に付けさせていきたいと思います!
それでは、今回も最後までお読みいただきありがとうございました!