みなさんこんにちは~
趣味でDIYをしている最中、もしくは古い椅子や机、家具をいじっていて、
- ねじがこれ以上回らない…
- 空回りして締まらない
- ネジ穴・ネジ頭が潰れた(なめた)
- 回しても取れない
なんてことありませんか?
電動ドライバーの逆転機能を使ってもびくともしない。
そんなときの対処法を調べてみたのでまとめてみました。
女性でも緩められたので、ぜひ。
このページの目次
対処法1|アイロンで温める(ネジが回らない)
必要なもの
- アイロン
- 当て布
- ドライバーorネジザウルス(ネジバズーカー)
方法
- ネジを約30秒程アイロンで温める。
- その後しっかりと冷ます(15秒以上)
なぜアイロンで温めるのかというと、ネジの素材である鉄は高熱にすることで膨張し、再び冷めるともとの大きさへと戻る性質を持っています。
この性質を利用することで、ネジと基材の間に隙間ができ、回りやすくなるのです。
アイロンで温める際は、木材などの基材が焦げ付かないよう、少しずつ動かしながらアイロンを当てたり、当て布をしながらアイロンをかけるといいです。
また、温め冷ましたあと、できればドライバー(ボルスター)やネジザウルスなど手動で回してみることをおすすめします。
なぜかというと、電動ドライバーを使用すると回転の熱が加わって再びネジが熱くなって膨張してしまう恐れがあるためです。
しかし、電動ドライバーでうまく緩めることもあるので、何回か試してみてください。
対処法2|貫通ドライバーで頭を叩く(ネジがびくともしない)
必要なもの
- 貫通ドライバー
- ハンマー
- 軍手
方法
- 軍手をする。(手先の保護)
- 貫通ドライバーをネジ頭に当てる。
- ハンマーで貫通ドライバーを叩く
貫通ドライバーとは、先端のビット部分(鉄の部分)が持ち手のグリップを貫通しているドライバーのこと。
貫通ドライバーでないものを叩くと、ハンマーの打撃力が伝わりにくく、グリップが砕けてしまうことがあるので要注意!
動画のものは叩けば回るという画期的な貫通ドライバー。
↓
あなたの家にあるドライバーが貫通ドライバーかどうかを見分ける方法
貫通ドライバーの場合、叩けるようにグリップ後部(おしりの部分)に金属部分がついています。
また、使用している鉄の量が多いので、非貫通ドライバーに比べて重いです。
対処法3|ボルスターを使って回す(ネジが空回り)
必要なもの
- ボルスター付きドライバー
- スパナやレンチ
- (軍手)
方法
- ボルスターにスパナやレンチをかけて回す。
ドライバーの種類の中の一つに、軸の根本のグリップ側に六角部(ボルスター)があるドライバーがあります。
通常のドライバーでは力が入りにくい場合、このボルスターにスパナやレンチをかけると、同じ力でもテコの原理でより強い力でドライバーを回し緩めることができます。
対処法4|ネジザウルス・ネジバズーカーで回す(ネジ頭が潰れた)
必要なもの
- ネジザウルス(ネジバズーカー)
- ハンマー
- 軍手
- ネジ穴(頭)が潰れた
- ネジが空回りして回らない
- ねじがなめた
などしてドライバーを使うことができないネジのときは、ネジザウルスの出番です。
ネジザウルスとは、頭のつぶれたネジを外すための最強のペンチ!
通常のペンチは挟む先端に横溝しかついていないのですが、ネジザウルスはギザ加工されたタテ溝がついているため、しっかりと滑ることなくネジ頭をつかむことができます。
ネジの頭をしっかりとネジザウルスで挟み、回してみてください。
ねじが緩められます。
ザウルスというだけあって、威力は絶大ですよ!
ネジバズーカーの使い方
ネジザウルスで挟める頭の部分が出ていない場合は、ネジバズーカーを使用してみましょう。
ネジバズーカーは、ビッドとグリップで形成された道具。
ビットは1st、2nd、HEXの3種類あり、ヘッドの形状によって使い分けます。
まずは、1stビッドを垂直に差し込み、十字穴にフィットさせ、体重をかけながら一気に回してみましょう。
1stビットではフィットしなかった場合、2ndビットの出番です。
2ndビットにラバーを取り付け、垂直に十字穴に押し込み、上から強くハンマーで打ち込みます。
ぐらつかずしっかりと固定されたら、グリップを2ndビッドに押しつけながら一気に回します。
2ndビットでもうまくいかなかったらHEXビットの出番です。
要領は2ndビットと同じです。
対処法5|ショックドライバー・インパクトドライバーを使う(ネジ溝潰れ)
それでも回らないときは、ショックドライバーを使用してもいいでしょう。
ここまで来ると普通の家庭で持っている人は少ないのかな?
案外安いから、買っておいてもいいのかも。
まとめ
それでは最後に今回紹介した方法のまとめ。
ネジが固くて回らなかった場合の対処法
- アイロンで温める
- 貫通ドライバーで頭を叩く
- ボルスターで回す
- ネジザウルス(ネジバズーカー)で回す
- ショックドライバー
ネジが固くてどうしても回らないときは、今回紹介した方法を一つずつ試してみてみてください。
先日私が木工のDIYで行った際は、アイロンで温め、ハンマーで叩き、ネジザウルスで少しずつ回すという方法を何回か繰り返していくうちに取れるようになりました。
手元にボルスターがなかったのでボルスターの実際の威力はわかりませんが、次回同様のハプニングが起こった時のために購入しておきました。
貫通ドライバーでもあるので、多用途で使用できます♪
使用する機会があればまたみなさんにお伝えしますね。
みなさんも、多用途に使えるドライバーをこれから購入するとしたら
- 貫通ドライバー(叩ける)
- ボルスター(ドライバーの付け根に六画がついていてスパナやレンチをかけられる)
の2点が揃ったドライバーを探してみることをオススメします。
それでは、今回も最後までお読みいただきありがとうございました!