日本人なら誰でも和太鼓の音に心ワクワクした経験はありませんか?
毎年岡谷市では岡谷太鼓祭りの前イベントとして和太鼓の打ち比べコンテストが開催されており、日本全国、遠くはニューヨークから和太鼓の打ち手が集まります。
今年は第20回記念とあり、例年よりもさらに大きい会場で実施されていました。
縁があってお昼頃から見に行くことができたので、レポートします!
このページの目次
世界和太鼓打ち比べコンテストとは
毎年、太鼓の町岡谷で開催される世界和太鼓打ち比べコンテスト。
8月のお盆に開催される岡谷太鼓祭りの前イベントとして行われるこちらのイベントは、日本全国、遠くはアメリカのNYから和太鼓の打ち手が集まり、日々切磋琢磨して磨き上げた和太鼓の技を競い合います。
コンテストは一人打ちの部と団体の部があり、一人打ちの部は一日目の予選で勝ち残った数名が2日目の本選に出場できます。
団体の部はビデオ予選で通過した数組が2日目の本選から出場です。
一人打ちの部
- ジュニアの部
- マスターズの部
- 女子の部
- 男子の部
団体の部
- 一般
- ジュニア
45歳以上限定の一人打ちマスターズの部、団体ジュニアの部は今回20回目の節目に当たって新設されたようです。
世界和太鼓打ち比べコンテスト2019の会場
今年は20回目の節目ということで、なんと岡谷市のビックなコンサートホール『カノラホール』が会場となっておりました。
例年ですと、長野県男女共同企画センター「あいとぴあ」が会場だったような気がします。
規模が全然違う!
音の響き方も全然違う!
(体全体に入ってくる和太鼓の音になぜか涙が止まらないアラサーママ…)
世界和太鼓打ち比べコンテスト2019の駐車場
カノラホールの駐車場は約130台。
11時頃訪れると駐車場はすでにいっぱい。
諏訪や松本ナンバーもありますが、東京方面や関西方面など県外ナンバーもたくさん!
和太鼓を運んできたと思われる少し厳ついビッグなトラックや、小型バスも数台止められていました。
刈り上げ眉毛も細い運転手さんに話しかけてみると
「高知から来ましたよ~いや~遠かった~!」とにっこにこ。ようこそ岡谷へ!
近場の無料駐車場
カノラホールが停められない場合、駅の近くに徒歩15分圏内に無料駐車場がありますので、こちらもご利用いただけます。
良いのかどうかは不明ですが、『岡谷市役所』の駐車場も出入り自由で停められるため、当日利用している人も多かったようです。
徒歩数分の所に大型ショッピングモール『レイクウォーク岡谷』もありますので、買い物する方はこちらも便利です。
市営中央町立体駐車場 ~徒歩10分位~
住所:岡谷市中央町二丁目2番1号
TEL:0266-23-9800
料金:5時間以内無料、以後1時間毎に250円
ララ・オカヤ駐車場 ~徒歩15分位~
住所:岡谷氏中央町1-1-1
TEL:0266-22-1081
料金:無料(約250台)
世界和太鼓打ち比べコンテストの演奏の様子・混雑状況
入り口には大きく看板がたっています。
主催は岡谷太鼓祭り実行委員会なのですね。
他にカノラホール利用客はいないようで、入り口入った左側に受付があり、パンフレット代わりの市民新聞や抽選番号、ジュニア団体投票権を手渡してくれました。
会場への出入りは、団体や個人の各演目の間の時間のみ。
係りのスタッフが扉を開けて促してくれます。
大ホールにはいると、たくさんの人!こんなに集まっているもんなのですね!!
前列は比較的余裕があるようですが、後方は8割程度の席が埋まっておりみんな静かに真剣に演奏を聴いています。
LCVテレビも入っておりました。
大ホールで堂々と大太鼓を演奏する演者たち。
演奏前後に、みなさん必ず太鼓に向かって一礼をする。
神聖な聖域に足を踏み入れる感じなのでしょうか。
会場が息をのむ声が聞こえてきます。
団体では演奏者たちが揃い打ちをしていきます。
互いに視線を合わせながらじゃれあうように演奏をしていったり、左右で追いかけっこするように演奏したり、次々に変化していくパフォーマンスに引き付けられ、楽しくて仕方がないといった打ち手たちの表情が印象的でした。
本選のDVDも販売されるようで、予約受付コーナーもありました。
↓今年のものではありませんがこんな感じです。
生での演奏はこれの数倍もかっこいい!
世界和太鼓打ち比べコンテスト2019年の本選審査員~高橋まことさん~
見どころの一つとして、元BOØWYのドラマーの高橋まことさんが特別審査員として参加してくださるということ!
BOØWYといえば、日本のロック界で社会現象化させた伝説のバンド。
現在、高橋まことさんは太鼓集団 鼓絆~COHAN~のメンバーとして活躍されているそうです。
めちゃくちゃかっこいい!!
太鼓集団 鼓絆~COHAN~とは、世界的に活動をしてきた和太鼓奏者の西野恵さん中心に、和太鼓の魅力に取りつかれた有名アーティストが『和』の世界をアーティスティックに表現した打楽器集団。
和太鼓って、日本の伝統芸能ではありますが、他の楽器とコラボレーションしてパフォーマンスを披露すると、また全然ちがう魅力が出てきますね!
その他の本選審査委員
- 長谷川 義さん:豊の国ゆふいん源流太鼓 代表
- 今泉 豊さん:助六太鼓 代表
- 若山 雷門さん:日本太鼓集団 鼓國雷響プロジェクト代表
- 高橋 まことさん:特別審査員 元BOØWYドラマー、太鼓集団 鼓絆~COHAN~メンバー
Don Don マーケット ~賑わう屋台や雑貨屋~
カノラホールと岡谷市役所の間のスペースに、フードトラックや、テントで雑貨販売のお店が来ており、小さな屋台村ができていました。
世界和太鼓打ち比べコンテストと同時開催という形でDon Donマーケットがオープンしていたようです。
当日の天候は雨でしたがどこの店舗も完売したとか。
和太鼓打ち比べコンテストではなく、こちらの屋台を目当てに来ていたお客さまもちらほら見かけました。
出店していたお店をそれぞれ紹介いたしますね。
Ponte Kicchin
信州産のりんごとトマトをたっぷり使ったカレー屋さん。
茅野の米沢にお店を構えており、こちらはイベント出店用のかわいらしい赤い車。
フロントガラスのお顔を見て「カーズだ!」と娘は大興奮でした。
メニューにはオムカレーがあって小さい子どもにもいけそう♪
沖縄料理てぃだま~る
暑い夏に食べたくなる沖縄料理!
王道ソーキそばをはじめとした沖縄そばだけでなく、ぱくっと食べれるおやつ『サーターアンダギー』や『シークワーサーソーダ』なんかも売っていて、小腹を満たすのにも良さそう♪
Hibi Kitchen PANINI
おしゃれなカフェ風のフードトラックは、パニーニの専門店。
パニーニとは、具材をパンにはさんで両面をこんがりと焼いたイタリア発祥のホットサンド。
Hibi Kitchenさんは手作りのバンズを使用していて、フォカッチャタイプとチャバタタイプがあり、毎回用意されている定番メニューの『トマトとモッツァレラ』はやさしい味わいで子どもにも人気なんですって♪
普段は松本市を中心に、さまざまなイベントに出店されているようです。
Don Don マーケットでは、高校生や若い女性を中心に嬉しそうにほおばっている人が多かったです。
Sunny’s crepe
鉄板のクレープ屋さん。
当日は14種類ほどのクレープメニューをそろえていました。
こちらも、高校生や子どもたちが列をなしていましたよ。
生クリームを口元につけた子ども、あぁかわゆす。
その他のお店
大型のフードトラックで来場していたのは、ケバブサンドのお店。
注文を受けてからひとつひとつ手作りで作り、お肉たっぷり焼きたてほやほやのケバブサンドをいただけました。
30cm程はある長いポテトをつまむ人たちを、会場のあちこちで見かけ、昼時はフードトラックに大行列ができていました。
我が家の娘っ子もご満悦。
このお店は、ハンドメイドのかばんやものさし袋、ポケットティッシュケースなどママや小さい子が持ち歩くのに可愛いグッズが売られておりました。
こちらは子どもが大好きな駄菓子屋さん。
昔ながらのきゃべつ太郎やスモモ、棒カルメもあれば、アイスクリーム型のスライムやゴムのおもちゃなど、小さい子どもの目が輝きそうな商品がたくさん♪
高校生の書道パフォーマンス
お昼時、市役所前の広いスペースで、地元の高校生が書道パフォーマンスをしてくれておりました。(29日岡谷東高等学校、30日諏訪二葉高等学校)
生でのパフォーマンスは始めてみましたが、音楽に合わせて団員たちが次々に書き上げていく姿はワクワクしていきますね。
巨大な筆を身体全体を使ってうごかしていき、勢いで紙にはねる墨にも、力強さを感じます。
出来上がった作品を持ち上げてくれた時は、会場全体がわぁーっと歓喜の声が上がりました。
小雨が降っていましたが、お昼ご飯を手に持ちながらたくさんの観客が集まっていましたよ。
私としては、書いている先輩学生さんたちのために、後輩学生さんたちがさささっと靴を並べたり準備を手伝っている姿に、忘れていた青春を感じました。
頑張れ!未来の希望の星たち!
世界和太鼓打ち比べコンテスト2019の抽選会
2日目の本選が終わった後、審査員による審査が行われている時間に、私たち来場者や出演者はお楽しみ抽選会の時間です。
LCVから人気のコメンテーター?が司会進行をし、豪華な賞品が抽選で当たる抽選会でした。
種類や数も多く、協賛している地元のお店から商品が提供されていました。
抽選会の商品例
- お米
- ノエビア化粧品
- 観光荘うなぎのお食事券3000円分
- DVD
- デンタルペースト
- 井筒ワイン などなど
個人的にはうなぎの町岡谷で有名な観光荘の商品券3000円が欲しかった…
観光荘のうなぎは名前の通り観光客にもめちゃくちゃ人気なお店なのです。
https://suwako-de-kosodate.com/foods/kankousou1/
世界和太鼓打ち比べコンテスト本選の結果
最後の最後に、本選の結果発表。
それぞれのコスチュームに着替えた出場者たちが壇上に並んで真剣な様子で発表を待っています。
【一人打ちの部 文部科学大臣賞】 栗田 紘子(神奈川県)
【団体の部 文部科学大臣賞】 山梨県立笛吹高等学校すいれき太鼓部(山梨県)
【一人打ちジュニアの部】
優勝:堀川 幸生(愛知県)
2位:吉冨 光晟(神奈川県)
3位:奥野 海斗(神奈川県)【一人打ちマスターズの部】
優勝:國分 入道光雲(愛知県)
2位:飛龍 源一郎(埼玉県)
3位:伊藤 房吉(長野県)【一人打ち女子の部】
優勝:栗田 紘子(神奈川県)
2位:大塚 菜生(埼玉県)
3位:矢野 まゆ(高知県)【一人打ち男子の部】
優勝:江下 光利(神奈川県)
2位:佐藤 洸太(愛知県)
3位:今井 昴(石川県)【ジュニア団体の部】
優勝:山梨県立笛吹高等学校すいれき太鼓部(山梨県)
2位:信濃国松川響岳太鼓 子供会(長野県)
3位:転輪太鼓 威風鬼(愛知県)【一般団体の部】
優勝:創作和太鼓集団 打鼓音(神奈川県)
2位:田島太鼓龍巳会「白鼓」(福島県)
3位:土佐和太鼓文化研究所 「一響館」侍(高知県)【一般審査員特別賞】:打鼓音ジュニア(神奈川県)
引用:岡谷太鼓まつりFacebook
一人打ち女子の部で優勝した栗田紘子さんはなんと2連覇を達成したらしい!
しかも最優秀賞である文部科学大臣表彰の受賞は女性として史上初!
すごい!!!
文部科学大臣賞を受賞した一人打ち女子の部の栗田紘子さん、江下 光利さんは、8/13・8/14に開催される岡谷太鼓祭りでステージ演奏をしてくださるとのこと!
みなさん、これは絶対に見に行かなくては!
めちゃくちゃ楽しみ!!
世界和太鼓打ち比べコンテスト2019
日程:2019年 6月29日(土)、30日(日)
会場:カノラホール
住所:長野県岡谷市幸町8-1
お問い合わせ:岡谷太鼓まつり事務局 0266-23-2345
http://www.okaya-taiko.jp/
駐車場:約130台
さいごに
太鼓の町、岡谷で毎年開催される『世界和太鼓打ち比べコンテスト』
全国から出場者が集まり、たった数分の演奏の中に全身全霊を入れ込む姿は、和太鼓のことを良く知らない人でも魅了されること間違いなし。
一緒に見に行った3歳の娘は、最初こそ会場の大きさにビビッておりましたが、演奏が始まると『まだ見る!』『次も見る!』と幼児もすっかり演奏に魅了されていました。
コンテストと並行して開催されるDON DONマーケットでは、美味しい屋台やワクワクする雑貨屋さんが集まったり、地元高校生による書道パフォーマンスも生で見ることができ、一日楽しむことができるイベント。
母としては、参加費無料でこんな素晴らしい演奏を見れたことに感謝感謝です。
是非来年も参加してみたいなぁと思います。
世界和太鼓打ち比べコンテスト2020
日程:2020年6月27日、28日
会場:カノラホール
※来年の日程も決定しているようです。
その前に、約12万人が来場している8月13日14日に開催の岡谷太鼓祭りの300人揃い打ちも楽しみ!!
ちなみに、同じく和太鼓の迫力を満喫できる富士山太鼓まつりは、2019年7月27日(土)・28日(日)開催です。
それでは今回も最後までお読みいただきありがとうございました!